奇妙な形の昆虫たち [昆虫日記]

地球上には数限りない生物が生息していますが、
その中でも昆虫は種類で他を圧倒しています。
そうなると当然面白い形の昆虫も必然的に
現れてきます。

h 080_R.jpg
これはテントウムシの仲間の幼虫と思われます。
真っ白い色で私を見つけてくださいと
言わんばかりです。
この幼虫をじっと見ていて気付きました。
三葉虫に似ているなと。
三葉虫といえば数億年も前に世界中の海に
どっさり生息していた生物です。
三葉虫もたくさんの種類がありますが、
その中にこのテントウムシの幼虫に
よく似た奴がいます。
大きさこそ随分と違いますが、太古の昔の
生物と現在の生物が良く似ているというのも
なんだか不思議な気がします。

c 138_R.jpg
カマキリモドキの仲間です。
ロッジ長蔵に迷い込んできました。
なんとも奇妙です。
大きなカマを持っていて頭も三角形で
そこだけ見るとまるでカマキリです。
しかし弱々しい透明な羽もあります。
カマキリと何か別の昆虫を合体させたかのような容姿です。
分類的にはカゲロウの仲間になります。
なるほど、羽だけ見ればクサカゲロウにそっくりです。
しかしやはりこの大きな鎌があるだけに小型の昆虫を
食べる肉食のようです。

g 962_R.jpg
ワタアブラムシの仲間の幼虫です。
それにしてもやたら小さいです。
私の爪の先端にちょこっと乗っかっています。
この白い物は蝋(ろう)物質のようです。

画像 116_R.jpg
そのワタアブラムシの仲間が成長して
大人になるとこんな感じです。
やはり数ミリと小さいのですが姿だけ見ると
どこか別の星からやって来た生き物にも
見えてきます。

i 017_R.jpg
正直、こんな形の虫を私は始めてみました。
まるでエビのようです。
何かの幼虫だろうとは思ったのですが
皆目検討がつかず群馬昆虫の森で
教えて頂いたところ、ヨコバイの仲間の幼虫とのこと。
ヨコバイといえば、半翅目のセミやカメムシの
グループに属します。
それにしてもヨコバイは日本人にとっては
招かざる昆虫です。
ツマグロヨコバイは稲の大害虫ですし、
ツマグロオオヨコバイもミカンやブドウに
悪さをするようだし・・・。
ヨコバイは不完全変態(蛹の過程がない)
です。不完全変態の昆虫は成虫と幼虫の
形が似ていると言われています。
例えばバッタやカメムシなどですが、
このヨコバイの幼虫はお世辞にも
成虫と似ているとは思えません。
ではどんなヨコバイなのだろうと
ネットで調べてみたらいました。
ブチミャクヨコバイ亜科の幼虫が
どうやらエビ系であるとのこと。
写真も良く似たものがありました。
それにしてもやっぱり写真だけ見ると
エビですよね。
なんだかとても美味しそうな色もしているし。
世の中、私の知らない形の虫が
まだまだたくさんいそうです。

nice!(0) 

nice! 0

メタリックな奴ら虫の影 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。