エゾハルゼミ [昆虫日記]

現在、ロッジ長蔵の周辺ではエゾハルゼミが鳴いています。
天気のいい日は朝から盛んに大合唱が始まります。
山全体が共鳴しながら鳴いているようにも感じます。

吉武昆虫尾瀬ヶ原1 046_R.jpg
エゾハルゼミはブナなどの落葉広葉樹の林に生息します。
体はハルゼミより色が淡く黄土色です。またハルゼミは
アカマツ、クロマツを好むので生息場所も違ってきます。
鳴き声は図鑑では「オーギィ、オーギィー」とか
「ミーキョン、ミーキョン」などと書いていたりするようですが
私には「ギー、ギー、ギー・・・・・・・ケケケケケ」といった感じです。
人によって表現はかなり違ってくるのではないでしょうか。
最後の「ケケケケケ・・・・・」という部分はヒグラシにも似ていると思います。

吉武昆虫尾瀬ヶ原1 047_R.jpg
大きさは抜け殻でも判るようにはツクツクボウシより大きく
ヒグラシよりも小さいです。
セミの中ではハルゼミの次に鳴き始めるセミでその後の順番も示すと
ハルゼミ→エゾハル→ニイニイ→ヒグラシ→ミンミン、アブラ、クマ→ツクツク
という感じだと個人的には思っています。

吉武昆虫尾瀬ヶ原1 045_R.jpg
オスのお腹の中には音を出すための筋肉や膜、共鳴室などがあり
小さな体でとても大きな音を出してメスを呼びます。
セミの抜け殻は中国では生薬として使われたり、
世界ではセミを食べる習慣のある地域もあります。
うーん、世界は広い。


nice!(0) 

nice! 0

大事件!!アゲハモドキ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。